金沢の観光で外せない定番のスポットといえば東山地区のひがし茶屋街です。市内の中心にある金沢駅からも便利な周遊バスが出ていますので、およそ10分ほどもあれば現地に到着することができます。ここは卯辰山のふもとを滔々と流れる浅野川の東岸に位置しており、今でも格子窓をもつ江戸時代からの町家が軒を連ね、城下町ならではの風情あふれる光景が広がっています。
市内の三茶屋街のひとつとされていますが、そのなかでも規模はもっとも大きく、今でも伝統の町家建築を用いた茶屋が開かれていますので、散策をしながら抹茶とぜんざいなどの和風スイーツで旅の疲れをいやすのにもぴったりです。黄昏時になれば華やかな着物をまとった芸妓さんの姿を見かけたり、太鼓や三味線の音色が聞こえてきたりもします。ひがし茶屋街の一帯は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、豊かな景観を守るために行政をはじめとする地域ぐるみでの保護活動が行われているほか、観光ボランティアによるガイドもあります。
金沢での観光においては卯辰山がおすすめであり、多くの観光客から注目されています。この山からは市街を一望することが可能であり、複数の記念碑なども一見の価値があります。望湖台からの眺望にも魅力を感じることができ、晴れた日には日本海を見渡し爽快な気分を味わえます。美しい夜景も人気を集めており、多くの観光客を満足させています。
この山は金沢城から見て東の方角に位置し、東は卯辰の方角であることからこの名称がつけられました。繁華街からでも短時間で到着できる特徴もあります。途中に美味しいレストランなどもあるため、景観と食事を同時に楽しめます。山頂に国土地理院の二等三角点があるという情報についても、把握しておくことで何かの役に立つでしょう。山麓には、多くの伝統的な町家が残されています。寺院も点在しているため、町家と寺院が共存している豊かなシーンを堪能することが可能です。改変が少ない貴重な文化財をチェックできることから、歴史的な雰囲気を満喫できる地域であると評価されています。