北陸新幹線の開通をきっかけに「金沢」へ観光旅行に行きたいと考えている方は多いのではないでしょうか。そう考えてい方のうち必ず行きたい候補地に「兼六園」がある、という方は多いと思います。
兼六園は、多くの方がご存知の通り水戸の偕楽園、岡山の後楽園とともに日本三名園のひとつに数えられる名所です。そんな兼六園は、加賀百万石の藩主であった前田家が作庭した歴史深い庭園です。そして、6つの景勝「宏大、幽邃、人力、蒼古、水泉、眺望」を兼ね備えていることにちなんで「兼六園」と命名されました。なお、兼六園の入口は7つありますが多くの方が利用するのは金沢城公園や美術館に近い桂坂や真弓坂が一般的です。その名の通りこの付近は急な坂道が続き、更に庭園内は舗装されていない砂利道が続きます。そのため、観光に行かれる際には必ず歩きやすい靴を履いていくようにしましょう。軽快な足元で美しい景色を思う存分満喫してください。おすすめです。
金沢を観光で訪れる機会があれば、鈴木大拙館(すずきだいせつかん)に行ってみてはいかがでしょうか。鈴木大拙は金沢出身の仏教学者であり、鈴木大拙への理解を深めることを目的として鈴木大拙館が設立されました。施設建物は玄関棟・展示棟・思索空間棟により構成されており、これらの建物は回廊で結ばれています。さらに回廊の両側には浅く水をたたえた水鏡の庭と、緑豊かな玄関の庭が配され、その間に浮かぶように施策空間棟が設置されているのです。
展示棟には鈴木大拙ゆかりの書や写真など、合計33点が展示されています。展示品に関する詳細な説明は省かれていますが、これは来館者それぞれが大拙の思考を独自に感じ取ってほしいという配慮によるものなのです。一般向けの駐車場は設置されていませんので、観光の際にはバスなどを利用してください。本多町停留所で下車し、徒歩4分程度となっています。入館時間は午前9時半から午後5時まで(月曜日休館)で、入館料は一般300円(65歳以上250円)、高校生以下は入館料無料です。